【音を楽しむ】ということ。
おとな、こども、プロ、ド素人、それぞれの間に本来差異はなく、誰にでも出来る行為。

胎児も産まれたての赤ちゃんも、小中学生も青少年も、近所のオバサンも中年オヤジも、老いた爺さん婆さんも、心肺停止に至った人も (人体の中で最後まで機能している器官=耳『聴覚』)、皆々が備え持つ「音を感じる能力」を信じ、居合わせた人の心身に、じんわりと沁みこんでいくような音空間を提供します。

授業内では、音を用いた「想像~創造の作業」を一緒に行い、どんな音素材(声・リズム)を使ったら、どのような雰囲気になるのか!?日本固有の音使い~世界各国の音楽に触れ、音の質、高さ、距離、幅、それらの混配合の仕方、記し方、再現方法など、感覚と理論を紐付けて解説 ~実演しながら進めていきます。

個々の感覚を主軸とした「自分の音」を捉え、それらが外と心地よく関わる為の音楽的手段を模索しながら、一人ひとりが、好きな響き(奏でる仲間との調和)に出逢うことが出来れば幸いです。

授業時数

週1回実施

担当講師

福井真菜

これまで行ってきた授業テーマ(一部)

・「ド」という基音について(移動ド、固定ド)
・西洋の音階と日本の五音音階
・音(振動)を観るように聴く (使用楽器:親指シンバル)
・ハジマリの言葉から連想される言葉を繋いで、全員で旋律の連鎖を作る
・子どもたちの作った五七五で構成された6つの詩に音程を付ける
・誰かが発信した音に、全員で絡む
・弦楽器と管楽器、打楽器について
・日本のわらべ唄(とおりゃんせ、ずいずいずっころばし など)
・日本の音楽は、舞踊、物語、歴史、歌、詩を含むもの
・私たちの感覚や生活に根付いている日本の音階

授業風景