■ 国語科で大切にしたい3本柱
1.「読み解く力」の備わった子どもを育てる
・ ほんもの寺子屋では「テストで良い点を取るための読解力」を身に付けてもらうのではなく、「先を読む」「歴史を読む」「裏を読む」「心を読む」「話の筋を読む」といった多彩な読み解きのできる子どもを育てたい。これは、これからの時代を生き抜くための大きな強みとなるはずである。
2.表現の機会を可能な限りたくさん設ける
・ 作文や発表など、言葉を介して自分の氣持ちを十分に表現できる子どもを育てたい。自分の個性や表現技術に磨きをかけるためにも、他の人の作文や発表からよく学びとることも習慣づけていきたい。
3.日常的に読書に親しむ子どもを育てる
・ 読書こそ、考える力を磨くための最良の学びのひとつである。子どもたちには読書課題や寺子屋内読書会などを通じて、早いうちから読書の魅力を知ってもらい、それぞれの興味関心に応じた読書を深めてもらいたい。
■ 上記3本柱を達成するための道筋
まずは漢字を正しく書けるように、また、簡潔で分かりやすい文章を書けるようになることが大切である。それぞれの子どもの学習状況に寄り添い、確かな力を付けてもらいたい。学習指導要領を参考にしながらも、子どもの論理的思考力を育てるため、なるべく幅広く、単純な反復練習とならない学びの機会を作りたい。